君と私の甘い嘘。




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「…はぁ。つかれた。」




学校についたあたしは自転車置き場に自転車を置いて、クラスが表示されている掲示板まで歩いていった。


朝から無駄な体力を消費した気がする。




それもこれも全部景ちゃんのせいだ。


景ちゃんはあたしに甘い。


というか、あたしを妹のように思ってる。




あたしの誕生日には必ずプレゼントを用意しているし、クリスマスに初詣。


どんな行事でもあたしのために日にちを空けている。





そんな景ちゃんにあたしも甘えてしまう。



けれど、もうそれもダメだ。



あたしが甘えるからいけないんだ。






「祐梨。おはよう。」





ふと、どこかから声が聞こえる。


この声は…





「舞だ!おはよ!」




「もうクラス表みた?」




「ううんっ、舞はもう見たの?」




「まだ。一緒にいこ。」




「うん!同じクラスだといいなぁ〜」



「同じクラスだったら4年間ずっと同じクラスだね」





舞は中学の頃からの友達で、なんと中1からずっとクラスが一緒。


波長が合う感じがお互いにしたみたいで、安定だ。


舞はすごく落ち着いていて大人だ。


美人だしスタイルいいし、あたしの憧れでもある。





「あ、あった。祐梨、奇跡起こったみたい。」




「もしかして同じクラス!?」




「そうみたい」



舞の指さす所をみると1-Aに“早坂 祐梨”と“蓮見舞”の文字があった。




「やったー!!」





あたしと舞はハイタッチをする。


それからその流れで教室に行く。



座席表をみる。




「やっぱりこーなるよね」



「この座席の位置以外見たことない。」




あたしと舞の名字は、はやさかとはやみだから必ず座席は前後になる。


あたしが後ろで、舞が前。


そんな、見慣れた光景に2人して笑顔になる。




「あ、そうだ。祐梨、今日から毎日、景都先輩と通学できるね」



「あーうん。」