君と私の甘い嘘。





味方にすれば、すごい頼りになるけど


この人が敵だったら…



考えるだけでも恐ろしい。





ーーーーガチャ。




凪咲先輩について考えてたら体育館のドアが開いた。



誰が来たのか予想ができたあたしは部室に向かって逃げるように走る。




「は?おい、祐梨まてって!」




ほら、やっぱり景ちゃんだ。




あたしは無言で部室に向かう。




「おいっ、ゆう…「はいストーップ。」



「は?凪咲?なんでここにいるんだよ」




「なんでってバスケするのよ。祐梨と。祐梨は今からあたしのものよ。邪魔しないでくれる?」




そう言って景ちゃんを止めてくれる凪咲先輩。



けど景ちゃんは、そんな恐ろしい凪咲先輩に向かって…




「祐梨がいつお前のものになったんだよ。つーか、そんなことされたらいつになっても祐梨と話せないだろ!」




景ちゃんの必死だ…




「はぁ。あんたバカ?」



「は?」



「これから、あたしと祐梨はいつもの朝練するの。そんなに話したいなら終わるまで待ってれば?練習が終われば祐梨はもうあたしのものじゃない。」





ん?


ちょっとまって凪咲先輩?


庇ってくれるんじゃないの?





「…わかったよ。じゃあ練習終わるまで待ってやるよ。俺も練習試合に向けてアップしたいからな。」





そういって、女バスの隣にある男バスの部室に向けて歩く景ちゃん。



そんな景ちゃんを見てあたしは、すぐに女バスの部室に駆け込んだ。







いやいや、待ってくださいよ…


凪咲先輩。


やっぱりあの人は味方じゃなくて敵だ。悪魔だ。