君と私の甘い嘘。



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それからあっという間に放課後。


次々と、教室から人がいなくなる。



そんな中あたしは自分の席であの人達を待っていた。





「ゆーうりーっ♪」




「うわっ!美夜先輩っ!後ろから驚かさないでください!」





前を向いてぼーっとしていたあたしは美夜先輩の気配に気づかなかった。




「あははっ、ごめんごめん!だって、今日凪咲先輩からいきなり放課後祐梨迎えに行くって聞いて嬉しくって!」





そう言って、あたしが席をたってからも後ろに抱きついたままの美夜先輩。


正直、これには慣れている。


美夜先輩は中学の時から、あたしの背中がお気に入りなのか抱きついてきていた。



最初は抵抗していたけど、無駄だとわかって抵抗するのをやめた。




「美夜、祐梨。行くよ。」




そして、教室をでて廊下を出ると、あたしの憧れる凪咲先輩がいた。




「凪咲先輩。もしかして毎日これですか?」




「ん?毎日来てくれるの?火曜も木曜も。」




「あっ…それはえーっと…」



「ふふっ、嘘よ。いいの。あたしとしてはこれを見た景都がどんな反応するか楽しみだし?」



「えっ、待って!祐梨、火曜と木曜来ないの!?」



「あ、はい。」




「えーっ、なんでなんで?」




「美夜、祐梨はあたしの特別練習受けてるから毎日練習すると祐梨がもたないの。」




「特別練習?」




あぁ、あの鬼の朝練ね…。

凪咲先輩、本当の理由をオブラートに包んでくれて助かる。




「美夜も、受けたい?」





そして、そういった凪咲先輩の顔はとてつもなく悪魔だったため、




「遠慮しときます…」





美夜先輩も納得してくれたみたいだった。