祐梨side
景ちゃんから逃げてから次の日。
朝迎えに来るといった景ちゃんは結局来なかった。
嬉しいような悲しいような微妙な感じだ。
景ちゃんを諦めるのにはまだまだ時間がかかりそうだな。
「祐梨。ほんとにバスケ部入らなくていいの?」
昼休みに弁当を食べながら聞いてくる舞。
舞にもアメリカに行くことは話してないけれど、あたしのことを思ってか詮索してこないから助かってる。
「うん、いいの。」
「後悔しても知らないよ?」
「大丈夫だよ。ほら、だって別にバスケ自体を辞めるわけじゃないんだか…「早坂さん」
「え?」
まだ数回しか喋ったことないクラスメイトに声をかけられる。
「なんか、3年の先輩が呼んでるよ?」
「先輩?」
3年の先輩で知ってる人は、景ちゃんとその友達の創くんくらいなんだけど…
「祐梨。」
あたしを呼んでいたのは…
「えっと……だれですか?」
知らない綺麗な女の先輩でした。
