それから授業は終わり放課後になり…
「祐梨ーっ!待ちなさぁーい!!!」
「美夜先輩っ!追いかけて来ないでくださいっ!!」
あたしと美夜先輩の追いかけっこが始まった。
廊下を駆け抜けるあたし達は注目をあびる。
もう!こんな初っ端から目立ちたくないのに!
美夜先輩のばかーっ!
少しでも気を抜けば追いつかれてしまう。
ってか、やば!前にたくさん人いるし!
ネクタイの色からして3年生じゃん!
「祐梨っ!まって!!」
「待てって言われて待つやつはいませんっ!」
大声で喋るあたし達に気付いたのか3年生達がこっちを見る。
いや、見なくていいですから!
とりあえず道を開けてほしい!
……って、あれ?
あの顔は…
「あっ!景都先輩っ!祐梨つかまえてください!!」
「美夜?祐梨つかまえてって…なるほどな。」
やっぱり景ちゃんだった!
これはまずい。
あたしは景ちゃんからここ1週間逃げ続けている。
こうなったら逆走だ。
美夜先輩はなんとか振り切れるだろう。
「えっ?あ、ちょっ、逆走!?って、あー!!」
美夜先輩が驚いているうちに振り切った。
「美夜先輩っ、さようなら!!」
「美夜、あとは俺に任せろ。」
「…はぁはぁ。景都先輩っ、お願いします!」
いやー!お願いしないでよ!
景ちゃん足早いんだから!
