すばやく着替えを済ませ、プールサイドの控え室にまわろうとした時、、、
陸が控え室の入口で待っていた。
「がんばれよ。俺、今からアップ行くから。」
「うん、頑張る。でも緊張するぅ〜」
「大丈夫だろ、お前なら。いつも通りに、頑張れよ。」
私の肩に手を乗せ、目で合図してから陸はアップ会場へ消えていった。
「ありがと、陸……。」
誰にも聞こえないように呟いた。
「女子200m平泳ぎー、選手点呼しまーーす」
係員の声にすばやく反応する。
もう少しで、私のレースが始まる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…