記憶は私に愛をくれない。

「どうしたの??お母さん、いないの?」


知らないおばさんに声をかけられた。


私は肩にのせられたおばさんの手を振り払って


陸と同じ、火の中に飛び込もうとした……。





その日、あたしの周りからすべてが消えた。