この雰囲気のまま、私達4人は
花火が良く見えるスポットまで歩いていた。
この人混みの中だと、知り合いがいてもおかしくないな。
────そう思っていると、
るると、るるの友達である星莉ちゃんの姿が見えた。
...どうしよう。
客観的に見れば、友達なんだから
彼氏といる所を見られてもそんなに焦る必要はないだろうと思う。
だけれど、私は弱い人間だ。
何もかも周りと合わせて、
嫌われないようにしたいと思ってしまう。
嫌われないように、
周りと合わせる。
そんな友達なら、いない方がいい?
────私は、いない方が良いなんて思わない。


