わたしの初カレ。




「望和ちゃん!!
望和ちゃんってそんなにネガディブな子だった?」



「...え?」


「なんか、色々と思い込み過ぎたと思う。」

確かに...星莉ちゃんの言う通りだ。


せっかく唯くんとよりを戻すことが出来たのに、また私が逃げてしまったらまたきっと後悔する。



...もう後悔したくない。



「星莉ちゃん!!
るるの所に行きたいから一緒に1組までついてきて下さい!!」


思わず勢いで頭を下げてしまった。



「え?望和ちゃん?
そんなに頭下げなくても...」



「ごめんね!!...つい、勢いで...」



「...全く、望和ってばーーーー」



この声は...!?


「るっ、るる?!」



「望和が1組に来なくても私が3組に来ちゃいました〜!」



るるが両手を広げながらくるくると目の前で回る。


テンションが高い。


...ってことは、やっぱり怒ってないの?