嫉妬してしまっている自分が怖い。
だから、このまま休み時間なんて来なきゃいいのに...。
数学は嫌いなのに、このままずっと数学の授業を受けたいなんて思ってる。
星莉ちゃんが授業中に時々私の方を見る。
星莉ちゃん...心配そうな顔をしてる。
嫉妬が悪いことじゃないのは分かっている。
唯くんのことが大好きだから私はきっと、嫉妬してしまったんだ。
でも、唯くんとるるがただ仲良くしているだけで嫉妬してしまうなんて...自分、こんなに心狭い人間だったのかな。
自分に何度もため息が出そうになる。
────キーンコーンカーンコーン...
あ、チャイムがなってしまった...。


