わたしの初カレ。





────ガラッ



1組の教室のドアが開いた。



反射的にドアの方を見てしまったせいで、思わず唯くんと目が合った。



ドア...開けたの唯くんかぁ。


というか、唯くんは今、教室に戻ったのか。



るるが、唯くんを見てニヤける。




「あらやだ、望和!!

...佐々木、来たよ。」




「んもー、ご飯つまりそうになるから後で!!」




「はーい


...てか、星莉は今日は大丈夫なの?」




「大丈夫って何が...?」




「彼氏のこと。」




「今日は、大丈夫だよっ!!
それに...るるちゃんを1人には出来なかったから!!」




「星莉ーーーーっ!!!ありがとーーー!」




「当たり前のことです!!」