これは...。
「俺達、廊下に追い出された...?」
まじまじと私の顔を見つめる唯くん。
「ごっ、ごめんね!!
私...、実は唯くんからより戻したいって言われたこと星莉ちゃんとるるに話しちゃって。」
あたふたしている私に、唯くんが抱きつく。
────?!
不意に後ろから抱きつかれるとドキドキする。
慣れないことと、廊下でこのような事をされているという恥ずかしさで耳から顔まで真っ赤に染まっていく。
唯くんの肌...温かい...。
────って、今はそれどころじゃないっ。
「.....唯くん」
「ん?」
「実は私、唯くんに言いたいことがあって!!」
「なに?」
「昨日の夜、唯くんが言ってくれたことについて...ちゃんと返事したいなと思って!!
...ほら、るるとか星莉ちゃんがせっかくこのチャンス与えてくれたから...!!」
「分かった。返事、聞くよ。」
唯くんは、声のトーンを低くしてそう言った。
「あっ、唯くん!!
私、ひとけがないとこに...
移動したいな。」
「...そのほうが、話しやすい?」
「うん...!!」
そして、私達は普段使うことのない視聴覚室へ入った。
「...良かった。この部屋開いてる。」
「...ホントだ。開いてる!!.....じゃあ、ここで話すね。」
「うん。」


