わたしの初カレ。




私は、自分のクラスである3組の教室へ荷物を置いた。



「望和ーーーー!!こっちで話そう!!」


るるが、廊下から大声でこっちというように手で合図をしながら叫ぶ。


私は、慌てて星莉ちゃんとるるのいる廊下へ向かった。



「...で、どうしたの?」



「それは...」



私は、正直に昨日あった唯くんとの通話での出来事を話した。


さすがに、家に行ったことは言えなかったけど...。


話を終えると、るるが時計を確認した。



「あっ、もう時間ないーー!!!
望和に沢山言いたいことあるから、朝のSHR後にまた話そう!!」



「うん!!」



「あっ...望和、佐々木の顔を今見るの辛いでしょ?」



「うん...。
なんか、まだ返事も出来てないのに気まづいというか...。」



「だよねっ!!うん。
んじゃ、私が3組の教室に来るから待っててねーーー!!」



「待ってる。」



「あっ、星莉〜!!
望和をよろしく頼むよーっ!!!」



「うん!!任せて〜!!」