わたしの初カレ。




翌朝。


起きてすぐ一階にある洗面所へ向かった。


私は、迷う間もなく洗面所にある鏡で自分の顔を見た。



...やっぱり。



昨日のことがあったせいで、目の下が真っ赤に腫れている。



...これじゃ学校に行けないや。


でも、休んだら友達に迷惑かけちゃうし。



うーーん。



「お母さーーーーん」



「なに?...ってあら、目の下が赤いじゃない!!」



「...ねえ、どうしよう。」



「どうしようって言われてもねぇ...。」



お母さんが、うーんと顎に手を当てる。


「冷やすと言いらしいけど...、時間ないわね。そのままで行きなさい」



「えええええーー」



まあ、仕方が無いよね...。自業自得。
目を泣いた時にゴシゴシ擦るんじゃなかった。


私は仕方なく、目の下が真っ赤に腫れた状態で学校へ行くことにした。



学校へ到着。


靴箱にいた、るると星莉ちゃんが私の姿を見て驚く。



「えっ?!
望和ーー!!その目どうしたの?!」



「...誰かに泣かされたの?」



「...一旦、教室へ行こう!!」