Leben〜紫陽花の強い覚悟〜

先程までの喧騒が嘘のように、今はのんびりとした空気が流れている。


「なぁ、霜月」


「その答えは自分で考えて」


「手厳しいな、そして相変わらず察しが良い」


「なぁなぁ、神那さん今日当直とちゃいます?

あと水原も」


「そうだけど」


「え…」


「大丈夫なん?」


「だからヘリを2人に任せたんだけど」


「あ…なるほど。

神那さんやっぱ頭の回転速いわぁ」


「別に普通」


「俺も今日は残ってるから、もし人手が必要なら遠慮なく言ってくれ」


「悪いけど僕は上がらせて貰うよ。

定時過ぎちゃってるし、何より疲れたしね。

脳の患者さんならすっ飛んでくから安心して」


「すんません、俺も上がります」


「お疲れ」


「お疲れ様です」


青島、神崎、藤代の3人がステーションをあとにする。


皆疲れきった表情だ。