「水原ちゃん、ちょっと良いかな?」


「あ、はい」


「神那ちゃん。

疲れてるとこ悪いけど悠くん戻るまでここよろしくね」


「問題ない」


神崎は水原を連れてステーションを出て行った。


「ふぅ…」


ダメだ、眠たい。


意識してないのに瞼が下がって来る。


1日休んだとはいえ、ここのところ働き詰めだったからな。


疲れたのかな。


襲い来る睡魔には勝つことが出来ず、呆気なく机に突っ伏した。


心地良い…。


起きなきゃいけないのに、起きられない。


自分の意思がこんなに弱いとは思わなかった。