Leben〜紫陽花の強い覚悟〜

「執刀医って替えられるものなんですか?

というより、どうして替えたいんですかね?

だって神那先生が執刀医なんでしょう?」


訳が分からない、という風に首をひねるフェロー。


「そんなもの決まってるでしょ」


そう。


そんなものは端から分かってる。


不本意というか理解出来ないものだけど。


「え?決まってるんですか?」


お惚けもここまでくれば立派だね。


「さて水原ちゃん。

あの患者さんはどうして執刀医を替えたがっているでしょう?

1、神那ちゃんが “ 女の子 ” だから。

2、神那ちゃんに “ 嫉妬 ” しているから。

3、神那ちゃんがまだ “ 若い ” から。

さぁ、どれが正解だと思うかな?」


わざわざ指まで立てて問題を出す神崎。


「あ、分かりましたよ!

答えは2ですね?きっと嫉妬してるんです」


自信満々に答えた。


「残念!」


「アホらしい」


「ちゃうよ」


またも3人同時に否定される。