ドンッ



壁ドンというものをされているとわかったが、体が動かない。


天翔のオーラに圧倒されているのだ。




「…な、なに」



「明日も来いよ」


そう言ってあやしく笑うと去っていった。



あいつ絶対自分がイケメンだって分かってる!


分かっててやってるんだ!



全然おさまってくれない胸の鼓動を壁ドンに驚いたせいにして倉庫を出た。




倉庫を出るとあの銀髪の冬弥がバイクを用意して待っていた。


「天翔にいわれたから送るよ。」


「あ、ありがとう」



あいつ優しいとこもあるじゃん




天翔のとこを見直しつつ冬弥のバイクに乗った。