「そういえば、えーっと、名前は?」


あっちゃんの言葉に、あぁ、と反応した優弥。

「俺は相川 優弥だ」

「優弥か、よろしくな!」

「あたしは、渡邉 瑠奈だよ~って、知ってるかな?」

「うん、知ってるよ。莉桜から何度も、聞いてるから……」

「……どうしたの?」

「あぁ、うん。9日前くらいに
急に莉桜から電話がかかってきてさ……」



*.∵.*∴*.∵.*∴*.∵.*∴*.∵.*


プルルルル

プルルルル  ピッ……

「もしもし?莉桜??」

『あ……、あっちゃん?』

「うん、そーだよ。……莉桜、元気ないよな?どうしたんだ?」

『あっちゃん……』

「どーした?」

『別れよ』

「は?」


ブチッ

ツー ツー ツー


*.∵.*∴*.∵.*∴*.∵.*∴*.∵.*


「……ってなことがあってから、莉桜とは、音信不通なんだよ……」

「なんで、音信不通なの!!?」

「それは、コッチが聞きたいことなんだよっ!」


ん?9日前って……