私が出逢ったキセキのかけら

「わりーわりー(笑)」

「……頭大丈夫?」

「なっ?!お前!神様になんて罰当たりなっ!!」

「いやぁ~、だってホントの事じゃん?」


あたしがそう言うと、神様はコホンッと一つ咳払いをした。


……似合わねー。


「まぁ、うん。話すよ」

「うん。どーぞ?」


「えぇっと……、まぁ、自分が死んでることは……分かってるよな?」

「うん。分かってるよ?さっきも、莉桜の体、すり抜けたからね」


私がそう言うと、神様は苦笑い。


「普通はな?死んだらあの世に逝くんだよ。瑠奈も、生きてるときに聞いたことあるんじゃねーか?」

「うん、あるよ。死んだらあの世に逝って、閻魔大王様が……((ry」

「だろ?でも瑠奈は、あの世に行けないんだ」

「なんで?」


私がそう聞くと、神様が一泊間を開けて答えた。


「それは、瑠奈に未練があるから」


それを聞いた私は、首を傾げた。


「未練?」