「はぁっ!?俺のこと知らねぇのっ!?」

「いやいや、知ってるわけないじゃん?あたしらね?初対面ね?!分かってるっ?!?!」


と、あたしが半パニック状態になりながらそう言うと、あぁ、そっか~と、呑気そうに言っていた。


軽いなぁ、おいっ!


「俺が誰だか教えてほしいか?」


怖いのと好奇心とが戦った結果──、


……コクリ。


あたしが頷くと、黒髪美少年は、ニヤリと笑った。


そして──


「神様だよ」 


そう言ったのだった……。