莉桜は、泣き続けている。

莉桜の性格上、自分の泣いてるとこ人に見せたくないよね?


あたしはそっと、莉桜の家を後にした──。


あぁ、これからどーしよっかなぁー。


学校に行ってみる?

おとなしく家に帰る?



うーん、なんかしっくりこないんだよなー……。


※ちなみに今は、夕方ですっ!


「ー……」


ん?今、何か聞こえたような……。

あたしは、後ろへ振り返った。


すると──


バッ


え?えっ、え??

ナニナニナニナニ?!?!


あたしが、後ろへ振り返った瞬間あたりが、真っ暗になった。


そして、暗闇に人らしきシルエットが浮かび上がってきた。