「何って…」


「えっと…」


「だってこいつが私の言うこと聞かないから!」


そう言ったのは、私と衝突した友達。


それを聞いた男子高校生は冷ややかに笑った。


「なんだそれ、お前女王様かよ。


くだんねー理由で友達いじめてんじゃねーよ。


お前らも、何が嫌いかも言えねーくせに、便乗すんな。」


言われているのは私じゃなかったのに、その男子高校生の目は冷たく、恐ろしかった。