その後、私は毎日のように夕に会いに行くようになった。 夕はいつも私を笑顔で迎えてくれて、たくさんの話をした。 夕のお陰でいじめはピタリと止まったが、やっぱり女子との溝はあった。 けれど、さほど気にはならなかった。 「夕は17歳でしょ? 彼女とかいないの?」 「いねーよ。」 「でも、夕ってカッコいいよね?」 「そんなことねーだろ。」