王宮暮し

気持ちよくなって、目を閉じてると、いきなり暗い影ができた。

「ニーナ様日向ぼっこですか?」

びっくりして目を開けると、目の前に綺麗な顔があった。

「レオ。顔が近いっ////」

私はそう言って、顔を背けた。

レオはそんな私の横に腰掛けて

「ジルのこと考えてたんですか?」
と聞いてきた。

「うん。でもこの先不安で。」

「俺はニーナ様の味方ですから。いつでも頼ってください。」

「ねぇ、何かお礼させて?」

「ニーナ様のお言葉だけで十分だよ」

「そんな事言わないで?何かない?」