テストが終わり、次の日にはもうテスト返し。 「何点だった?」 隼斗は前と同じような、青い顔をしていた。 前もそうしたように、ピラっと紙を見せてくれた。 国語30点、数学19点、英語15点。 「お、国語回避じゃん!でも追試だね!」 「ねえ、そんな楽しそうに言わないでよ」 あたしから自分のテストを奪いとった。