悠斗の自殺により、お父さんも頭が冷えたのか、一気におとなしくなった。 でも、体に残った傷。 心にぽっかりと開いた穴。 隼斗たち3人を、仲の良かった頃の家族に戻すことはなかった。 「隼斗、誕生日プレゼント何がいい?」 だんだんと、少しずつだけど、お母さんに笑顔が戻ってきた頃。 一見、自然に見える笑顔でお母さんが聞いてきた。 誕生日プレゼント…… その時、隼斗は思いついた。 「特に何もないかな」 俺は何もいらない。 その代わり、お母さんに幸せを────