次の日の朝は、お父さんとお母さんは普通に振舞っていたけど、2人とも目が赤い。
隼斗は気づかない振りをして、もくもくと食パンをかじった。
───異変は、それから間もなく訪れる。
学校から帰ってきた隼斗は、家の前まで来て中が騒がしいことに気づいた。
不思議に思いながらも鍵を開けようとすると。
────パリンっ
────ガシャンっ
「もう……やめて……っ!」
「うるせぇんだよ」
隼斗はただならぬ物音に、急いで家に入った。
そこで目にしたのは。
床に散らばる、食器の破片
倒れた、イス
倒れた、母───
「お母さん……!?」

