「梨佳は春から専門学生か」 そう言ってあたしのほうを向いたので、とっさに顔をそらしてしまった。 「ちゃんと勉強しろよ」 様子のおかしいあたしに気づいたのか、それとも通常運転か。 隼斗は性悪な顔で笑った。 「わかってるよ。……てか、そろそろ隼斗の進路教えてよ」 あたしのその言葉で、隼斗から笑顔が消えた。 う〜ん、と前を向いた隼斗は、どこか遠くを見ていて何か吹っ切れたような顔をしていた。 そして、静かに立ち上がり水辺へとゆっくり歩いて行った。