「隼斗はさ、チョコ受け取らないの?」 教室にまた手ぶらで戻ってきた隼斗に、 何気なく、別にどうでもいいけどっていうテンションで聞いてみた。 ちゃんとできてるかな? 「あぁ、まぁ。本命もらっても答えられないし」 やっぱり。 でもね、隼斗。 その優しさは、この場では辛いだけなんだよ。 受け取ってすらもらえなかった子の気持ち、考えたこと…ある? 「そうなんだ。彼女作らないとか言ってたしね」 うまく回らなくなってきた頭で言葉を返した。 「おう」