私の青春、君の人生






「おはよ」




昇降口で偶然会った隼斗に声をかけられた。




「あ、おはよ」




あたしは、手さげの中に手を入れて、ラッピングされた袋を触った。




「教室、行かねぇの?」




あたしより先に上履きに履き替えた隼斗が階段の下で待っていてくれた。




それだけで、すごく嬉しい。




そっと袋から手を離し、制服の上から首元を触った。




今日はあのネックレス───隼斗が誕生日にくれた雪の結晶をこっそりつけてきた。




「行く行く」




頬が緩み、それを隠すようにして隼斗のところへ行った。




渡すなら、人がいない時がいいな。




お昼休みに呼び出すか……




それとも、放課後まで待とうか……




もう今渡しちゃう!?




待て。一旦落ち着け、あたし。




とりあえず、お昼休みにしよう。