あたしたちは一通り作り終えて、あとはあたしは冷蔵庫へ、美月はオーブンへ入れて出来上がるのを待つだけ。
その間は、普通にテレビを観たり、しゃべったり。
やっぱりそういう何気ない時間が過ぎるのは早くて。
ピピピピっ
オーブンが鳴って、あたしたちの話し声はピタッと止まった。
「できたかな?」
「見てみよっか」
オーブンを開けると、一瞬でチョコのいい匂いに包まれて、幸せな気分になった。
「めっちゃきれい!」
ふっくらといい感じに仕上がっていて、さすがだなと感心してしまった。
「梨佳のはまだ固まんないよね。先にラッピングしちゃっていい?」
「いーよいーよ」

