「そういえば、吉沢は隼斗に告らないの?」 隼斗が部屋を出て行って少し経ったとき、健吾がふいに言い出した。 あ、そういえば健吾に知られちゃったんだった…… 美月は一瞬、なんで健吾知ってるのって顔をしたけど。 「確かに。告らないの?」 すぐに乗ってきた。 告白…… あたしにそんな勇気ない…… 「今は考えてないかなー」 「“今は”ってもうあたしたち卒業だよ?」 「卒業だから、このままがいいかな。だって気まずくなって、そのまま卒業って嫌じゃん?」