「なにあれ、大丈夫なの〜!?」 あたしたちも面白くなり、男子が輪になっている方へ歩いて行った。 ほんとに凍えそうになってるじゃん。 こいつ死ぬんじゃないの? 「はい。そんな変わんねぇかもだけど」 隼斗が自分のコートを脱ぎ、でかい体を縮め、子犬のように震えてる阿部にかけてあげているのが見えた。 無表情の中の、優しさ。 隼斗のことが好きって気持ちが、毎日増えてる気がする。