私の青春、君の人生





美月が並べた席順は、やっぱりあたしと隼斗は隣で。




映画館は暗いけど、だからその分緊張感が……。




映画が始まってからは、全神経が右隣にいってしまって、正直映画どころじゃない。




映画に集中しようと思い、スクリーンを見ていると、簡単にその世界へと引き込まれていった。




自分に自信がなくて、好きな男の子に告白できない主人公。




自分のことを友達として想ってくれる男の子。




近くにいるのに、近づけない。




今のあたしにぴったりな内容だった。




そっと隣を見ると、完全に寝ている隼斗。




本当に寝てるよ。




……かわいい




前に向き直り、続きを観ようとした時。




右肩に気配を感じた。




再び右を向いた瞬間、肩に隼斗の頭が乗っかった。