男の子の頭をなでながら、悩んでいると。
急にその男の子が目の前から姿を消した。
一瞬で空中に上がったその子は、脇を抱えられたまま、ひょいっと隼斗の肩の上に乗っかった。
いきなりのことにびっくりしたのか、男の子は泣き止んだ。
「お前、名前は?」
「……ゆうと」
隼斗の頭の上に小さな手を乗せ、ちいさな声で答えた。
隼斗の表情が少し固くなった気がしたのは、気のせい?
「よし。ゆうとくんのお母さん、探そっか」
美月が言うと、はやとくんは笑顔になり、隼斗の頭を叩いた。
「やっちゃえやっちゃえ〜」
健吾が楽しそうに言う。

