瞳に映るキミ



「おう、宮園。晴って辻岡さんのことか?」

「はい。」


気弱そうな先生だけど、これでも一応もと暴走族。まあ、だから声をかけられるんだけど。


それに、
上下関係はしっかりしている。
一応…尊敬もしている先輩だ。気弱そうな先生だけど。


「あいつの家、連絡がつかないみたいでほかの先生方も気にしてるが…先生という立場であまり家庭の事情に首を突っ込めないのが現状だ。」


話にならない。頼りにならない。だから、先生っていう奴らが嫌いだ。


「この紙に住所が書いてある。頼んだぞ。」

お見通しだとでも言うように、1枚のメモを渡してきた。

まあ、頼れる先輩だな。
素直に紙を受け取ると、学校を飛び出した。