「じゃあ次は俺ね。加藤 渚。そこにいるのが弟の湊。ちなみに高校2年生。」
「双子だから、顔がそっくりとかよく言われるけど、ちゃんと見分けてね。傷ついちゃうから。」
双子…。
渚くんは、明るいけどしっかりした感じ。それに比べて、湊くんは、明るいけど適当。
自然な茶髪に、同じ服装。
絶対普段、周りにどっちか分からなくして騙して楽しんでいそう。
「よろしく、渚くんと湊くん。」
「俺は、瀬古 智也。」
あ、朝の。適当そうな、眠そうな、男。
「智也ね。」
「なんで、俺だけ呼び捨てなんだよ?」
なんでって言われても…
「そういう雰囲気出てるから。」
私の言葉に、みんなは笑いだした。
うん、やっぱ智也でいいや。
智也は暗めの茶色。違いがないなあ。
夜の街にはもっとカラフルな頭がいっぱいなのに。
ああいうのと同類かと思ったけど、違うのかな。

