瞳に映るキミ




「大丈夫か?」

声と同時に部屋が明るくなり、私はほっとした。

見慣れない部屋…ここはどこ?


「暗くて、目覚まし時計に手が当たっちゃったのか。怪我はしてない?熱はどう?」


のぞき込む2人の顔で意識がはっきりした私は起き上がった。
ベットのそばに転がる時計…

私がさっき落としてしまったのは、時計?


「ごめんなさい。」

許して、許して…、許して…。
息苦しい…。

怖い。助けて。誰か。

「時計は落ちただけで壊れてないから気にするな。それより、大丈夫か?」

私は少しずつ落ち着きを取り戻し、静かに頷いた。