「はぁ~………」



キラキラお目目の王子様が一つ、ため息を落とした。






どうしたの?




そんな言葉は口からは出てこなくて、私はまた暗い世界へと落ちていった。





最後に聞こえたのは「おい……おい……」





という




王子様の声だけ………。