天使の涙

1年生は、明日学校の中を探検するみたいだけど、私は今のうちに屋上が開放されているかだけ見に行こう。


「……開いてる」


普通に開放しているだけみたいだけど、今どき屋上開放しているところなんて珍しい。


「……ここ、空が近い」


まぁ、屋上だから空が高いのは当然のことなんだけど。


ガシャン……


この柵脆いのか丈夫なのかわからない。
けど、このくらいなら私が体重かけても大丈夫そうだね。


キィィ


「えっ?」


「あっ!」


「昨日の!」


なんで、ここにこの人がいるの?!


もう、2度会わないって思ってたのに、思ってたより世界って狭いものだね。


それにして、どうしようかな。どう説明しようか。


彼と昨日会っていなければ話は早いのだけれど彼とは昨日会っている。


しかも、今日と同じような感じで。


「何、してるの?」


んー……、なんて答えたらいいんだろう。


「また、死のうとしたの?」


間違ってはないけど、死のうとは今日はしてないかな。ただ、ちょっとだけこの屋上から見た下の景色はどうなんだろうって思っただけで。


「……」


帰ろう。これ以上ここにいてもの雰囲気が続くだけ。


どうして、彼は悲しい顔をするんだろう。