きっかけは、些細なことで。



私のなにが気に食わなかったのか、いじめられた。


ただ、恐怖しかなかった。


向こうが満足するまで私が我慢すればいいだけ。


そう、ずっと思っていた。



高校はなるべく遠くの高校を選んだ。


電車に乗って片道1時間ぐらいの場所にある高校。


そんなところに、知っている人は誰も受験をしなかった。


高校に合格する頃には私の心はもうボロボロだった。