トモダチ

「夏は、私といると無理してるみたいだった。

どうしたら私に本当の笑顔を向けてくれるのかな、って考えてた。」

由那は私に話させてくれなかった。

「私は面倒だと思う。」

由那、自覚してたんだ。

「五年生のころ、私いじめられてたでしょ。それを助けてくれたのは夏だった。すっごく嬉しかった。」

私、由那を助けたっけ。全く覚えていない。