───それから数十分後
「はぁ〜、美味しかったぁ〜……。」
「そうだな。」
私たちはお昼ご飯を食べ終えて、
荷物を持ちお店を出ていた。
そこでも勇さんが奢ってくれて
申し訳ないとは思いながらも
お言葉に甘えさせてもらった。
「…ん、次どこ行く?」
そんな中、満腹感に浸っていると
勇さんがマップを開きながら
私にそう尋ねてくる。
まだ、乗っていないアトラクションが
いくつか残ってるんだよね。
「何がいいですかね〜……。
ハードなものより優しめの方が良いですよね。食後ですし。」
「まぁ、ゆったりしたやつの方が良いのかもな。」
お前もまだ病み上がりみたいなもんだし。
そう言いながら
マップにある優しめのアトラクションを探す勇さん。
私のことも気遣ってくれて、
一緒になって色々吟味してくれた。
「ゴーカートらへんにしとくか。
他にお化け屋敷くらいしかねぇし。」
「そうですね。」
「…それともお化け屋敷にしとくか?」
───え。
私は そう言った勇さんの言葉に
思わず彼の方を ギョッとした目で見る。
「お前、怖いの苦手だったよな?」
そう言いながら
勇さんは意地悪な笑みを浮かべて
ニヤッと、口角を上げていた。

