「え…今笑いました?勇さん。」
「いや、何か楽しそうだなと思って。」
「うっ……やっぱり子供みたいだなって思います?」
「…まぁ、そうだな。」
───うっ!
案外サラッとそう言われてしまって
グサッと胸にその言葉が突き刺さる。
(やっぱり子供っぽく見られちゃってるんだ……。)
さっきどうでも良いとか思っておきながら
いざ本人の口から言われると…
やっぱりショックは受ける。
「───だから」
「?」
しかし
そう落ち込む私に向かって
勇さんはすぐに小さく口角を上げながら
ポンッ、と私の頭に手を置き
続けてこう言った。
「子供好きの俺にはちょうど良いな。」
「───!」
ドキッ───
勇さんのその言葉に
思わず心臓が跳ね上がる。
(っ……勇さんずるいよ…。)
…不意に出されるこういうところに
私は本当に弱い。
本人はそれを知らずにバンバンやってくるから、タチが悪い。
「ん、終わったな。」
「あっ…ほ、本当だ。」
そしてそんな直後に
タイミングよくメリーゴーランドが止まる。
とうとう自分たちの番が回ってきて
私たちは台の上へ上がった。

