「…続きは夜な。」

「っ…!」

「ん、じゃあ夕飯食べるか。」










そしてそれから

私の耳元で低くそう囁くと






勇は何事も無かったかのように私から顔を離して

それからお箸を持って、
静かに手を合わせた。











「〜〜〜っ。」











(や、やっぱり……)











私はまだまだ───彼には勝てないようです。










いただきますの挨拶を済ませて
食べ始める彼を見て




私も慌てて手を合わせて、食事の挨拶を済ませる。











あぁどうか───







この幸せが、永遠に。










私は彼の隣に座りながら

小さく…そんな願いを込めた。












【You are mine.】END*