────勇さん、






あの日、私を見つけてくれてありがとう。








私と出会ってくれて、ありがとう。









私は貴方に何もしてあげられてないけど




きっとこれから
貴方を幸せにしてみせるから







だからどうか…隣にいてください。











「……勇さん…。」

「…ん……?」

「…私、本当に幸せです…。」










───ありがとう。








私がそう呟くと


彼は私の言葉を聞きながら
優しく笑みを浮かべて




私の瞼に優しく唇を落として


小さく、私に囁いた。










「───俺も、幸せ。」









ありがとう───。










そう言った彼の言葉が


私の中に染み渡っていって






私たちはまたお互いに笑い合いながら
口付けを交わした。











──────ねぇ勇さん。








ものすごく遠回りしちゃったけど



きっとその分、私が貴方を大切に
幸せにしてみせるよ。





私を待っててくれた貴方に



一生かけてお返しするから───










「っ……これからも、よろしくお願いします…!」

「…こちらこそ。」











だから貴方の、隣にいさせてください。









ずっと───貴方が大好き。




















▷好きって言ったら、どうする?
Main story END