要くんは私を見つめながら
小さく笑って
そして少し黙ってから首を横に振った。
「……ごめん、何でもない。」
何か言いたそうにしていたのに
要くんはそれを口に出すのはやめて
私にそう笑いかける。
私はそれを不思議に思いながらも
「そう?」と言って
それ以上は何も言わなかった。
そして少しの間黙って景色を見つめてから
要くんが再び口を開く。
「お腹すいたね。
近くにレストランあるみいだし、行ってみる?」
「あ、そうなんだ。
うん、行こっか。」
私は要くんの提案に頷いて
彼について行くように、そのお店に向かった。
入るなり店員さんに見晴らしの良い席に案内されて
私たちはそこに座る。
「すごいたくさんメニューあるね…。
要くん、何食べる?」
「そうだなぁ…悩むね。」
要くんはメニューを見ながら
そう言って、何に決めるか悩んでいた。
私も一緒にメニューを見ながら
何を頼むか考える。
───ハンバーグ、チキングリル、ピザ……
洋食を中心に様々取り扱っているらしく
私はメニューを眺めながら
さらに悩んだ。
要くんも同じように、
どれにしようか決めかねているらしい。

