「おぉ〜!やったじゃん!
やれば出来るじゃんか柑奈〜!」
「ふふ、カナのおかげだよ。」
次の日
登校して来たカナに早速昨日のことを報告すると
カナは喜びながら私の頭を撫でた。
全てはカナ様のおかげです。
「服は?どんなの着ていくとか決めた?」
「それが決まってなくて…。
どんなのが良いんだろう遊園地って。」
友達と行くなら動きやすい格好で行くんだけど……
勇さんの前では出来る限り可愛くいたい。
だからと言ってフリフリのスカートとか
よそ行きワンピースってわけにもいかないし……。
「ど、どう思いますかカナ先輩…。」
「うーん…そうだなぁ…。」
悩みを打ち明けて
私の前の席に座るカナへ尋ねてみると
カナは顎に手を当てながら
横を向いてしばらく考える。
そして少ししてから
「あ!」と言って 私の方へ振り向く。
「良いのが浮かんだ!
ということで、今日と明日 放課後空けておいて!」
「…え??」
「いい?わかった?」
急にそう言ったかと思えば、
カナは自信満々の顔を浮かべて
私に向かってそう告げる。
その迫力に 私は頷くしかなく───。
「よし、じゃあ今日は
学校帰りに柑奈の家に寄るから!」
「う、うん…?」
一体何をするのかわからないけど
とりあえず承諾する。
カナのことだから
きっと何か計画があるんだろうけど…
(何を思いついたんだろう…?)
私はカナの笑顔を見てそう思いながら
目の前にいるカナの様子を眺める。
「髪型は?どうするの?メイクとか。」
「…そ、それもまだ……。」
そう言った私に
カナはまたも自信満々の顔をして
ふふんと鼻を鳴らせ
私の目の前で親指を立てた。
「私に全部任せな。」
「…か、カナ様……!」
カナは私のトータルコーディネーターとして力を貸してくれると言って
私に向かってウインクを飛ばす。
…何て頼もしい親友なんだろう…!
(カナに今度絶対何かお返ししよう…。)
私はそう心で呟きながら
目の前のカナに頭を下げた。

