──────まるで 時間が止まったかのように その光景も止まっているように見えて 私は思わず---息が止まる。 「………勇、さん……っ?」 頭が急に真っ白になって 私はその場に立ち尽くしながら 2人のシルエットを……静かに見つめた。 そしてすぐに 姿が離れて 愛理さんを見上げる勇さんの横顔が 私の瞳に───小さく映る。 ───それと同時に 私の中の何かが 激しく悲鳴をあげて そして静かに 何かが砕け 崩れていく音が 小さく……聞こえたような気がした。